ひかりの実とは
《ひかりの実》は、参加者が果実袋に「笑顔」を描き、
中にLEDの小さな光を入れて膨らませて作る光の作品です。
それぞれの《ひかりの実》を樹木に取付け飾ります。
一人ひとりが参加することによって夜景が作られます。
みんなの笑顔が作るあたたかな作品です。
高橋匡太からのメッセージ

「あなたを笑顔にしてくれる人は誰ですか?」

そのとき、あなたの心に浮かぶ誰かの顔。
それはきっと「大切な人」。
両親、恋人、親友。
笑顔と一緒に笑い声も聞こえてくるはず。
ひかりの実に「笑顔」を描くとき、子供も大人もきっと「大切な人の笑顔」を心に思い浮かべているのです。

ひとりと誰かの、笑顔の物語。
1 0 0 0 0 個の「ひかりの実」には、1 0 0 0 0 人の「笑顔の物語」がある。
そのことを僕は大事にしたい。
そんなことを大事にできる世の中であって欲しい。

ひかりの実が作り出す情景が、こんなにも心に染みて、暖か気持ちにさせてくれるのは、
一つひとつに「笑顔の物語(ストーリー)」があふれているからなのです。
その一つ一つには、一人の命があり、大切な気持ちがあって、
それを支えるささやかな暮らしがあることに想いをはせてほしい。
そしてどうか、あなたと同じように、たくさんの人が「笑顔の物語」を心に持って生きていることを感じて欲しい。

高橋匡太

アーティストプロフィール
ひかりの実を作っている人
髙橋匡太(美術家)
1970年京都生まれ。1995年京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。光や映像によるパブリックプロジェクション、インスタレーション、パフォーマンス公演など幅広く国内外で活動を行っている。京都市京セラ美術館、東京駅100周年記念ライトアップなど建築物へのライティングプロジェクトは、ダイナミックで造形的な光の作品を創り出す。多くの人とともに作る「夢のたね」、「ひかりの実」、「ひかりの花畑」など大規模な参加型アートプロジェクトも数多く手がけている。
ひかりの実の音楽を作った人
mica bando(音楽家)
音楽を担当させていただいたmica bandoです。匡太さんのひかりの実という作品に向き合ったとき、真っ先に笑顔、そしてわくわくする気持ちを思い描きました。そのポジティブな気持ちを音楽にしたいと思い、5歳になる娘の声を使ってはじめの部分を制作しました。大切な人と共にその想いが一つのストーリーとなり、ひかりの実を照らしてくれますように。
東京藝術大学音楽学部ピアノ科及びBerklee音楽大学シンセサイズ科ボーカル専攻卒業。パフォーミングアーツSLOW MOVEMENT、ヨコハマ・パラトリエンナーレ2017、山口ゆめ花博ナイトプログラム、ちひろ美術館等にてコンサートをプロデュース・作曲・演奏。2017年オリジナルアルバム「Anonymoth」発表。髙橋匡太作品「夢のたね」、六甲ミーツアート・ザ・ナイトミュージアムを経て、2019年より越後妻有大地アートプログラム「ひかりの花畑-Gift for Frozen Village-」の音楽を制作。2021年には同プロジェクト雪花火の音楽も担当。
ひかりの実 テーマ曲
ひかりの実のロゴを作った人
WALTZ.(ワルツ)
ひかりの実のロゴは、人の心のあたたかさが感じられる、色づいたほっぺのまるいぐるぐるマークをポイントにしています。みんなの笑顔がどんどん広がっていくように、ロゴマークも自由な広がりを感じるデザインにしました。
WALTZ.は川﨑敏弘と靎沢咲子によって設立されたデザインオフィスです。 グラフィックデザイン・空間デザインをベースとして平面から空間まで多岐にわたるデザインを展開します。事物の潜在的な可能性を柔軟にとらえ、触れた人の心が躍るような、ユニークで明快なコンセプトを構築します。既成の枠を超えて、新しい豊かさや楽しさを具現化するのがWALTZ.のデザインです。
ひかりの実のウェブサイトを作った人
池田航成(エンジニア/テック・ディレクター)
北海道札幌市生まれ。基幹システム開発でキャリアを開始し、事業会社IT部門やデジタル系プロダクションを経て独立。現在は主に常設やイベントのインタラクティブ展示や空間演出、ウェブコンテンツ等制作でのフリーランスのテクニカルディレクタ、エンジニアとして活動。京都精華大学デザイン学部及びメディア表現学部非常勤講師。実験と表現のための集団SPEKTRAの立ち上げメンバー。現在は京都を拠点に活動中。